マインズカレーとは とてもデリケートな料理です。なぜならば、スパイス１ｇの差でマインズカレーから　とんでもないカレーに変わってしまうからです。たった１ｇで？と思う方もいるかもしれませんが、何度失敗したか数え切れないので 微妙な差の大切さを痛感しています。また、使用する野菜の産地によっても大きく変わってきます。

一般的に家庭では、カレー作りと言えば お肉を炒め、野菜を加え更に炒め、お水を加え食材が軟らかくなるまで煮込んでカレー粉（市販の物）を入れて１５分くらい煮込めば出来上がりです。専門店も作り方手順は大きく変わりませんが、食材の種類や量・炒め方の違いなど、また時間のかけ方などで専門店としての違いを明らかにしています。

マインズカレーを作るのに一番気を使っている野菜は玉葱です。

マインズカレーには佐賀県白石産の玉葱（時期により変わります）を使用しています。佐賀県白石産玉葱は、甘くて柔らかい。干拓地のためミネラル分が多く、瑞々しいのが特徴です。長時間火を通すと、たまねぎ特有の甘みとコクが出てきます。この甘みとコクがマインズカレーには欠かせない存在になっています。

産地選びに苦労した末 出会った佐賀県白石産玉葱は、私の一押し野菜です！

玉葱の産地を選んだ後は、炒め方がポイントになります。きれいなあめ色になるまで、マインズカレーでは玉葱ソテーだけでも４～５日程時間をかけています。この玉葱ソテーの出来次第で　マインズカレーの８０％の味を左右すると言っても過言ではありません。

仕上げの作業は、スパイスや調味料ですが、すべてのバランスが良ければ美味しい、悪ければ まずいとなります。　当たり前ですが。　スパイスのバランス、調味料のバランス、すべての食材の特徴を理解しながら 微妙に加減していく作業なので、とても根気がいります。

完成するまでに時間を要する意味を少しでも理解していただければ嬉しいです。まだまだ説明は尽きませんが、後は食べられてご判断くださいませ。

最後まで「マインズカレーのこだわり」にお付き合いくださり、感謝いたします。　　ありがとうございました。

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